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社長の独り言 Vol.153 《心が身体を作る。その心は言葉が作る》


 2015年1月1日

 新年あけましておめでとうございます。 

      今年もよろしくお願いいたします。 

 
 私は、今年の正月は生家のある長崎で過ごしています。長崎の街を歩くと、南蛮色を残す中華街の風情と夜景の美しさ、波止場から風が運んでくる海の匂いと肌感、チンチン電車が路面を走る音、長崎で食べるチャンポンの味に五感が反応します。幼児期に浸みこんだ感覚が呼び起こされ、細胞の望郷意識が復活するようです。
 
 私は、小さい頃電車を運転したいと思っていましたので、今でもチンチン電車に乗るのが好きです。ただ、この長崎市民の足となる路面電車は、到着と出発の時間があいまいで、来る時は2、3両続けてくるのに、来ないとなると暫らくきません。
 それに比べると、東京の電車は世界一位と言える程に、時間通り到着して出発します。その正確さに慣れてしまうと、東京から長崎に着いたしばらくの間は、チンチン電車ののんびりさに戸惑います。でも慣れると、そこから生まれる街の人達のおおらかな動きも分かるようになります。街の人を運ぶ主な輸送手段の時間が、その街の人達の性格の一端を作っているようにも思えます。
 
 人は時間というものを、焦っている時は短く、ゆとりのある時や自然の中にいる時は長く感じます。つまりプラスの感性でいる時は長く、マイナスの感性でいる時は短く感じます。
時間は、時計という機械が決めるのでなく、環境に反応して、自分の心が決めるものです。ですから、今年の年頭の目標として、「プラス思考で物事を考え、時間をゆっくり感じる日常を作る」と決めました。その方法の一つとして、マイナスの事が起こった時「いやだね。困った。辛い。」と思わないで、「やれる。必ず出来る。乗り越えたらご褒美がある」と、明るいプラスの言葉に置き換え発声します。すると、細胞意識が簡単に切り替わります。そのように人間の意識は、単純なのです。
 
 私は、剣道や武術をしたことによってその事に氣付きました。「心が身体を作る。その心
は言葉が作る」と。稽古で相手と対峙する時、必ずプラスの言葉をつぶやきます。「氣が出ている」「ゆるんでゆるんで」そして極め付けが「いってん」という言葉です。すると、氣が臍下の一点に納まり、自分でも驚く力が湧いてきます。
 今年はプラスの言葉を発する習慣を身につけて、1年の運を良い方向に向わせたらいかがでしょう。
 いってん!

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